バナー
本文へジャンプ 2004年11月 
@ ※W463のケースです。
準備するもの
・ 14mm長ナット
・ 14mmソケットとレンチ(長いヤツ)
・ オイルサクションガンやミッションオイル用のポンプ(左の写真はトキコ製の
 オイルサーバーです。凄く楽に硬いオイルを注入できます。
・ ワイヤブラシやねじ山修正機
・ ウエスと廃油受け
デフオイル:85W-90または90
        フロント:1.1L、リア:1.8L
トランスファーオイル:80、80W、80W-85
         亜熱帯は90か85W-90、2.8L
・ ウエスと廃油受け
A (オイル注入概念)
左の図に基本的な概念図を示しました。デフでもトランスファーでもフィラープラグ部分までオイルが入っています。よって新しいオイルを入れる時は、フィラープラグ部分から少し溢れてくるまで入れれば適正量となります。
Gの場合、デフでもトランスファーでもフィラープラグ及びドレーンプラグは14mm六角穴のいわゆるイモネジ形状です。14mm長ナット(グリスアップ編ご参照下さい)をプラグに差込み、これをソケットレンチで脱着すれば高価な特殊工具は必要ありません。

B
(フロントデフ)
赤丸部分がドレーンプラグ(オイル排出口)、青丸部分がフィラープラグ(オイル注入口)です。
C (リアデフ)
フロント同様、赤丸部分がドレーンプラグ、青丸部分がフィラープラグです。ヒットしにくいように、ドレーンプラグは横を向いています。
D (トランスファー)
下に潜って撮った写真なのでわかりにくいかと思います。トランスファーケースの後方部分に真下を向いて、赤丸部分のドレーンプラグがあります。

もっとわかりにくいのがこちら! 前側のフロントドライブシャフト付け根の脇に、青丸部分のフィラープラグがあります。
E (交換手順、トランスファー&デフ共通)
@ フィラープラグが外れるのを確認。これを怠りオイルを抜いて
 しまい、いざオイルを入れようと思ったらフィラープラグが外れず
 にオイルが入れられないと困ってしまいますよ。(冗談のよう
 ですがたまにあります。)
A ドレンプラグを外してオイルを抜く。粘度が高いので時間が
 掛かります。
B ドレンプラグを装着。(マグネット式になっている物は鉄粉を
 除去し、ねじ山が痛んでいればワイヤーブラシやねじ山修正機
 でさらってやって下さい。できればネジ部にシールテープを
 巻くか、シール材を塗ると良いです。)
C 注入口から新しいオイルを注入、注入口から溢れた時が
 適正量です。ここでオイルサクションガンがあると非常に
 楽チン。つわ者は灯油用のポンプでやるとか!(粘度が高い
 ので私はお勧めしません。)
D フィラープラグを装着して終了。こちらもシールテープを巻くか、
 シール材を塗ると良いです。

※ ねじ込み過ぎにご注意。プラグのねじ山部分はテーパー状に
  なっていますから、無理すればどんどん入ってしまいます。
  ほどほどに!
※ せっかく下周りに潜るのですから、排気系やマウントブッシュ
  類の目視点検も実施しましょう。
※ Gはスーパーヘビー級です。ジャッキアップだけで下に潜る
  のは自殺行為ですよ。ウマなどを忘れず掛けて下さい。

満足度:抜いたオイルを見れば、交換して良かったと思いますよ!
     

     95点!!

@

A
B
メンテいろいろトップへ
C
D
E