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後部左ドアー内張り、スピーカー周辺がブラブラしているのに気付きました。恐らく、何がしかの調整の為に内張りを剥がされた事があって、ファスナー(自動車業界で、内装を留める樹脂クリップの事を言います)が折れたか外れたのでしょう。精神衛生上宜しくないので、後学の為にも内張り剥がしにトライしてみます。



A


これがGに用いられてるファスナーです。

部品番号:463 988 0278

ディーラーで購入したのですが、部品名は
ブラケットとなってました。
安い部品ですよ。



B


最初にドアハンドル。
写真は斜め下から見たところ。
赤丸部分がネジ隠しの為のキャップです。



C


キャップはこんな構造です。
リムーバー(内張り剥がしの工具)を使って、
手前に引き抜きます。
奥にプラスビス大が隠れています。
大きめのドライバーで、なめないように外しましょう。
ドライバーの基本は、
押し7回し3の力加減です。



D


続いて、ドア前部の化粧パネル。
この下にもプラスビスが隠れてます。
差し込みピン2本で止まってますが、このピンは折れ易いので有名です。



E


福野礼一郎さんに習って、不要なカード類を
あてがい、内装に余分な傷がつかないように
リムーバーでこじります。



F


ピンはこんな感じで、ウレタンゴムみたいな
被服が被っている為に抜き取りにくいようです。
ポキっとやらないよう、優しく忍耐強く!

左に見えているプラスビスも外します。



G


見えにくくてすいません。外したハンドルの
裏側です。
後方部分にフック上の金具があり、
ドアパネルに差し込まれていますので、
プラスビス3本を外した後、ハンドルを
前方方向へ動かすとハンドルが外せます。



H


続いてオープナー部分です。
周囲の枠はこんな構造してます。
後方側へスライドさせて外します。



I



上部左右にプラスビス小があります。
ロックピン側の方が長い物が使われてます。




J



ここまでで、こんな感じ!
いよいよ内張りを剥がしていきます。
ロックピン部分を最後にする為、番号順、
矢印の向きでファスナーを外していきます。
ファスナーは前部で14本。
リムーバーを内張りとドアパネルの間に
差し込み、内張りを手前に引っ張る方向に
力を掛け、ファスナーを抜いていきます。
全部のファスナーが抜けてから、最後に
ロックピンから内張りを抜き取るようにします
ので、最終的にはBの部分を上方へスライド
する感じになります。



K


そうそう、内張り側にスピーカーは装着されて
ますので、内張りをロックピンから抜き取る
前に、赤丸部分のスピーカー配線コネクター
を外さないといけません。



L


外した内張りの裏側です。
スピーカー横、赤丸部分のファスナーが
紛失してました。
以前の脱着作業も、当然プロがやった筈
ですが、14本もあると、下に落としたのに
気付かなかったのかも!?

装着は、以上と逆の手順です。
ファスナー嵌め込む時には、グーの拳で
バンバン叩いていきます。「バツン!」と
いい音がすれば嵌った証です。
適度な力で叩いて下さいね!




※ 一度経験してしまえば簡単ですが、初めて
  やる時はドキドキものですね。
  むやみな脱着は、ファスナーをどんどん痛める
  ばかりなので、必要が生じない限りは開けない
  方が良いでしょう!

満足度:損傷なくできました!

      100点!?

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